Davenport図の緩衝線

久しぶりに記事を書いたので,この前ボロン・ブールペープ生理学を読んで思ったことを記しておく:

緩衝価は明確にpHに依存しているが、閉鎖系ならさまざまなpK値を持つバッファーが含まれていれば(単一バッファーではpH=pKで最大値を取る左右対称のベル型のグラフを示すので)重ね合わせるとpH7あたりで平坦になり、開放系なら指数関数的に増加するという違いが見られる。現実の血液では第一近似としてCO2/HCO3-と非HCO3-系バッファーの存在だけを考えればよく、前者は開放系なのでダベンポート図では指数関数的に、後者は閉鎖系なのでpH7付近でほぼ定数になり、生体はpH6.5-7.5程度でしか生きられないので線形関係が成立しているとみなしてよい。

いやあ,適当だなぁ.